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やすらかに、きよらかに「玄妙法話*ひと口説法」(7)明日の風

2016年09月14日

「明日は、明日の風が吹く」と書き出したところで、

 

「それって、当たり前、じゃね?」「明日の風は、明日しか吹かねえんじゃね?」という

 

的を得た、当方が望むツッコミをいただいたとして、話を進めますが、ここで言う

 

「明日は、明日の風が吹く」は、単に、気象現象の様相を表した言葉ではありません。

 

「こころの在り方」を表した言葉です。仏教思想の重要なテーマのひとつとされる

 

「執着から離れる」「無執着」の概念に通ずるものが感じられます。

 

「こころの在り方」として「自由無碍な状態」を示した言葉、と感じます。

 

それでは、どうすれば、このような境地に到達、もしくは、近づくことが出来るのか?

 

それが、問題です。もしかしたら、先ほどのツッコミの、

 

「それって、当たり前っじゃね?」や「明日の風は、明日しか吹かねえんじゃね?」に、

 

ヒントがあるかも知れませんね。合掌

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玄妙事務所

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やすらかに、きよらかに「玄妙法話*ひと口説法」(6)信仰の力

2016年09月06日

先回、ご紹介した北海道函館市郊外のトラピスト修道院は、一生を院内で過ごして、その

 

信仰生活、信仰人生を全される修道士の方々の施設として存立されておられます。

 

このような外部との接触を極力避けて、信仰生活を送る宗教施設は、それ以外の施設に

 

比べて、私の知る限り、世界的に見てもそれほどは多くないと思います。

 

一見、一般の人々との接触が無い訳ですから、布教伝道という観点で見れば、もっと、

 

多く人々とふれあい、直に救いの手を差し伸べることも大切なことではないか?という

 

見方もあるかもしれませんが、私は、そうは思いません。信仰の力というものは、

 

人間の知覚では、測ることが出来ないと思うからです。それは、神仏の尺度によってのみ

 

測ることができるからです。合掌

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やすらかに、きよらかに「玄妙法話*ひと口説法」(5)こころのオアシス

2016年09月05日

今回は、「こころのオアシス」と題し、「一冊の写真集」をご紹介させていただきます。

 

それは、1998年、北海道新聞社編集・発行の「四季のトラピスト」です。

 

北海道函館市郊外に建つキリスト教会、トラピスト修道院に於いて修道生活の日々を送られている

 

修道士の方々の写真集です。私が、この本に出会って10数年経ちますが、とても、美しい本です。

 

高山美根子さんのレイアウト・装幀ですが、とても、素晴らしい。北海道新聞社の記者、カメラマンの方々の

 

修道院に泊まり込んでの撮影、ルポルタージュ。修道士の方々の信仰生活の息使いが伝わってまいります。

 

発刊の時、巻頭言に寄せられた高木正義修道院長のお言葉からの抜粋です。

 

「修道院には、毎日の生活で疲れた修道者や信徒が、自分自身や神と対話するためにやって来ます。

 

そして、元気を取り戻して帰って行かれる。ある意味でここは精神的なオアシスであり、私たちの生活は

 

経済至上主義の現代社会のひずみを考える一つの材料になるかもしれない、と思うのです。」

 

私は、クリスチャンではありませんが、信仰生活、信仰人生を指し示す羅針盤として、この写真集を大切にしています。

 

どうぞ、皆様も機会がございましたら、ご覧いただければと存じます。合掌

 

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やすらかに、きよらかに「玄妙法話*ひと口説法」(4)路上の合掌

2016年09月01日

 

それは、路上での出来事でした。面識のない20歳代ぐらいの女性(第一印象は、

 

東南アジア、南アジア地域のご出身のお方とお見受けしましたが、ご本人いわく、

 

日本でお生まれになったそうです)から、「お坊さん、お坊さん」とお声を

 

掛けていただきました。数歩進んだところで、立ち止まってみると、私の正面に

 

立ち、いきなり、合掌し「好きな人がいます」とおっしゃるので、「恋愛に関する

 

お悩みでも、お在りのようだな」と思いましたが、次に、「握手させて下さい」

 

と言われたので、手を差し出すと、右手と右手、左手と左手がつながれ、ひと組ずつ

 

交互に私の額に当てられました。この突然の路上での出来事に、私も、いささか、

 

動揺してしまいましたが、「ここはひとつ、ひとりの僧侶として、彼女の行為を

 

受け入れようではないか」と意を決し、一連の動きに身を任せた次第です。やがて、

 

彼女は、合掌し、立ち去って行かれましたが、いまだに、あの時の、あの行為が何を

 

意味していたのか、よくわかりません。あくまで仮説ですが、

 

1、彼女は、熱心な仏教徒ではないか?

 

2、あの時の、あの行為は、ご自身の心身を浄める意味があるのではないか?

 

と考えています。もし、そうだとしたら、触れられるにふさわしい僧侶になりた

 

ものだと自戒した次第です。合掌

 

玄妙事務所komusou

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